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11月15日(日)緑地の紅葉
例年なら今頃は紅葉の季節なのに、人里はまだまだ紅くならない紅葉便り
ドルパ20の準備にあけくれる中、せめて近場の紅葉を観にいってみようか ということになり、
市の指定史跡、有形文化財であるお屋敷の秋を覗きにやってきました。
     

江戸中期の豪商の寮であったと伝えられる
こちらのお屋敷は十年以上をかけて調査、補修、
整備が行われ、つい数年前に公開されたばかり。

千五百坪に及ぶ広大な会所は
当時の豊かな町衆の財を惜しまず創りあげられた
お屋敷と庭園からなり、
文人墨客が集まる文化サロンでもありました。



建築当時のままと伝えられている書院



玄関をはいると明るいお座敷へと続きます。





山水の襖絵は「雲谷等益」の作とのこと

水墨画に金の砂子が印象的なすばらしい襖絵です。

『藍ねえさま、素敵なお屋敷ですねぇ』
『そうね。。こんな近所にこんなところがあったなんて。。。』

このあいだ訪れたときは建物の公開時間を過ぎていたため
今日はじめて拝見するのでした




お座敷にかかる額には
『愉園』の揮毫が


襖の向こう側の風景はまるで仙人の住まう仙境でした




縁側からは遠州風の築山林泉式回遊庭園が広がります


廊下の横の中庭には美しく色づいた柿の樹に
秋の色が降りてきています 目のさめるような黄色と柿色

渋柿だそうですが、おもわず食べたくなりますね〜♪
当時この地は海が近かったのをしのばせる
波と千鳥

すべて違う文様の透かし彫り


建物は茶席、広間、水屋、蔵 を備えた
高床式がめずらしい数奇屋風。


網代天井や竹、すかし彫り
匠の技が注がれた江戸時代後期の名建築



昔ながらの波打つガラスから注ぐ
明るい午後の陽差


影法師が長くなりましたね〜




小春日和の庭園にはお日様がいっぱい

お庭をお散歩にいってみましょうv




山茶花の花が咲いていました〜☆







背の高い南天の実は真っ赤に色づいていますね



二週間前は緑色だった紅葉ですが。。。

少しだけ紅くなっていました!


蓮:『わ〜 綺麗ですよ^^藍ねえさま』





藍:『そうね。。。燃えるような紅色ではないけれど。。』


紅葉はすこしずつ進んでいます



蓮:『もうじき真っ赤になりますね^^楽しみ♪』



寒暖の差が15度以上なければ
紅くならないよ と管理しているおじさん談

蓮:『あといくつ寝ると 紅葉狩り♪』




園長:『。。。今年はそんなに出かける暇ないんだよ(^^;』




蓮:『(><)えぇ〜〜。。。』



影武者『。。。園長のがんばり次第だな。。』ぼそっ


広い池をぐるっとまわってひとやすみ


かつて この池の水は屋敷の外へ流れ出て、
外の川へ注いでいたそうです。


小さい秋をみつけたお屋敷探検

いつもよりゆっくりの秋の訪れですが

すぐそこまで冬も来ているのかもしれません。。。




ときおり訪れるゲストにびっくりされながらも
楽しい時間を過ごすことができたお屋敷探検




管理するおじさんたちとも楽しくおしゃべりさせていただき
江戸時代へタイムスリップしてしまいました☆

楽しかったね!




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